旅行に行きたいと思っても、旅行には意外にお金がかかります。そのため、ほとんどの人が旅行に行く場合はかなり前から予定を決めて準備をしています。
旅行の資金にするために仕事やバイトを頑張ったり、日頃の生活で節約をして旅行費に費やすという人もいます。
そのせいか、旅行はお金がかかるから頻繁にできないし、お金に余裕がある人しかできないものというイメージを持っている人が多いのが現実です。
旅行に行きたいけれど、お金をあまり使いたくないという人は旅行代を安くする方法を見つけることが重要です。
旅行代は見積もりを立てるとかなりの金額がかかっていますが、ちょっとしたところを見直すだけで旅行代を節約することができます。
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新幹線の料金を安くする方法
旅行をする時、1番お金がかかる部分を知っていますか?それは交通費です。
旅行をする時に移動は必要なので、どうしても公共交通機関などを利用します。
その料金は値切ることができないので、お金がかかっても仕方がないと諦めている人も多いのではないでしょうか。
新幹線の料金を節約するには次のようなものがあります。
その1.新幹線は割引サービスを上手に利用する
旅行に行く時、新幹線を利用するという人も多いと思います。
新幹線は航空会社のようにキャンペーンがないため安くならないというイメージが強いのが現実です。
新幹線も全く安くならないというわけではありません。いくつか新幹線を安く利用する方法はあります。
新幹線の場合、JR会社で割引サービスや割引率が違うので、利用できる割引サービスを調べておくことが大事です。
新幹線には、次のような割引サービスがあります。
- 往復割引(JR全線)
- 学生割引(JR全線)
- ぷらっとこだま(東海道新幹線)
- エクスプレス予約(JR東海)
- えきねっとトクだ値、お先にトクだ値(JR東日本、JR北海道)
- 九州ネットきっぷ(JR九州)
ぷらっとこだまは、「こだま」に適用される東海道新幹線の割引サービスです。東京-大阪で約3,000円安く新幹線を利用することができます。
エクスプレス予約は、営業キロが片道600キロを超える区間の往復乗車券を購入することで割引されるサービスです。
えきねっとトクだ値、お先にトクだ値は、えきねっと会員になると利用できる割引サービスで、東北・山形・秋田・北海道新幹線、上越・北陸新幹線が適用の路線になります。
九州ネットきっぷは九州新幹線が割引される「九州ネット早特3」と7日前までの予約の「九州ネット早特7」があります。
その2.新幹線の回数券を利用する
新幹線にも電車のように回数券があります。同じ乗降駅の切符が6枚セットになっています。
有効期限は購入日から3か月ですが、3人で旅行などに行く際は往復で利用できます。
回数券よりも他の割引サービスの方が安い区間もあるので、回数券を購入する前に確認しましょう。
その3.金券ショップで切符を購入する
金券ショップにも新幹線の切符を多く取り扱っているので、上手に利用すれば新幹線を安く利用することができます。
ただし、自分が乗降したい駅の新幹線があるかは分からないので、金券ショップに出向かないといけないというデメリットはあります。
新幹線を安くする利用方法は、「新幹線を少しでも安く利用するために知っておきたい10のポイント」の記事で詳しく紹介しています。
飛行機の料金を安くする方法
新幹線同様、旅行で多く利用するのが飛行機です。
飛行機は移動時間も短く、各地に空港があるのでとても便利ですが、やはり料金が高いので時間がかかっても飛行機は使わないという人もいます。
旅行で飛行機を利用する時、少しでも安く利用する方法には次のようなものがあります。
その1.LCC(格安航空会社)を利用する
飛行機を安く利用したい時に多くの人が利用しているのが、LCCです。
- バニラエア
- ピーチ
- ジェットスター
このような会社がLCCになります。
LCCの中にkはキャンペーンなどをする会社もあり、その時期は破格の価格で航空券を販売しています。
しかし、LCCにはいろいろとルールがあります。
- 機内サービスが有料化
- 手荷物の重量制限がある
- 搭乗時間に厳しい
- 利用できる路線、空港が決まっている
ルールは会社によって多少違ってくるので注意しましょう。
その2.スカイマークエアラインズを利用する
LCCよりは多少高いですが、大手航空会社よりも安いのがスカイマークです。
特に大手航空会社の場合、搭乗日の1か月前になると割引がなくなるため航空券の値段が高くなります。
スカイマークはそれがないので、安く飛行機を利用することができます。またスカイマークはサービスは大手航空会社とほぼ変わりません。
その3.大手航空会社の割引サービスを利用する
ANAやJALは航空券が高いと言われていますが、割引サービスもあるのでそういったものを上手に使うと安く航空券を購入することができます。
主に次のようなものがあります。
- 往復割引
- シニア割引、シルバー割引
- 事前購入割引(旅割、特便割引など)
- スカイメイト割引
- 株主優待割引
- マイル割
ANA、JALによって割引率や利用できる期間、予約開始時期が違うので、利用する場合は各航空会社のホームページなどをチェックする必要があります。
その4.飛行機はキャンセル料金に注意
航空券は割引サービスで購入すると、便の変更やキャンセル料がかかります。また、キャンセルもできない可能性もあります。
割引サービスを利用して航空券を購入する場合は、キャンセル料や変更にどのくらいの別料金がかかるかまで調べておきましょう。
飛行機を安くする利用方法は、「飛行機運賃は高くない!?飛行機の運賃を安くする方法・サービス」の記事で詳しく紹介しています。
列車の料金を安くする方法
新幹線や飛行機ではなく、もう少しのんびりと移動をしたいという人が良く利用するのが列車です。
列車も新幹線や飛行機に比べると料金は安いのですが、長距離となるとやはり金額がかかってしまいます。
その1.割引サービスを利用する
1番使いやすいのが、様々な割引サービスです。主に次のようなものがあります。
- 往復割引
- 学生割引
- えきねっとトクだ値、お先にトクだ値(JR東日本、JR北海道)
- PiTaPa割引サービス(JR西日本)
- 九州ネットきっぷ(JR九州)
- シニア向けの割引サービス
シニア向けの割引サービスはJR各社によってサービス内容などが違っているので、自分が利用する会社がどうなっているか調べておきましょう。
割引率も各サービスによって違うので、要チェックです。
その2.目的地までの切符を分割して購入する
普通、切符を購入する時は目的地までのものを購入します。これを安くするために、切符を分割して購入するという方法があります。
JRは営業キロというもので運賃が決められています。例えば、東京~成田空港まで行く場合、1340円かかりますが、分割方法によって金額が変わります。
分割方法 | 料金 | |
---|---|---|
2分割 | 東京→西船橋→成田空港 | 1300円 |
3分割 | 東京→西船橋→千葉→成田空港 | 1300円 |
4分割 | 東京→新小岩→東船橋→千葉→成田空港 | 1290円 |
上記のようになります。購入時に手間はかかりますが、その駅で降りる必要はないのでお得になります。
その3.回数券を利用する
10枚の料金で11枚の切符がついてくるので、1回分が無料になりますが、利用するのにいくつか決まりがあります。
- 有効期限は3か月
- 営業キロ200キロ以内の区間
- 途中下車ができない
近場の旅行で団体で行く場合は、回数券を利用するという方法もあります。
その4.青春18きっぷを利用する
JRの普通・快速列車(普通車自由席)の1日乗り放題切符になります。
名前に18や青春という言葉が入っているため、学生が利用するものと思われていますが、利用するのに年齢制限はありません。
青春18きっぷは5枚つづりとなっているため、1人で5枚使い切ってもいいですし、旅行の場合は数名でシェアして使うこともできます。
青春18きっぷはとても便利ですが、発売期日や利用期間が決まっているので、いつでも購入したり利用できるものではありません。
記事5「青春18きっぷの使い方」の記事で詳しく紹介しています。
高速バスの料金を安くする方法
旅行で高速バスや深夜バスを利用する人も増えています。高速バスなどを利用すると、宿泊費も節約できるのもメリットです。
高速バスにも会社によって割引サービスがあります。主に次のような割引サービスになります。
- 往復割引
- ネット割
- 早割(1・3・5・7・14・21日前購入)
- 学生割引
- シニア割引
また、バスの種類などによっても金額が違うのでチェックしてみましょう。
「さらに安くできる!もっとお得に高速バス・夜行バスを利用する方法」の記事で詳しく紹介しています。
レンタカーを借りて交通費を安くする方法
旅行先までの移動費はいろいろと考えている人も多いですが、旅行先での移動のことを考えておらず、ついタクシーを使ってしまうという人もいます。
旅行先での移動はレンタカーを借りると交通費を安くすることができます。レンタカーも実は普通に借りるより、安く借りられる方法があります。
主に次のような方法があります。
- パック旅行のオプションで申し込む
- 使わない車のオプションは排除する
- レンタカー会社の会員登録をして会員割引を受ける
- ネットなどにあるクーポンを利用する
レンタカーの場合、車種などによっても料金が違ってきます。
人数が少ないのに大きな車を借りればその分料金も高くなるので、自分たちのニーズに合わせた車を選ぶことも重要です。
「知っておくととても便利!レンタカーを安く利用する7つの方法」の記事で詳しく紹介しています。
マイカーを利用すればもっと交通費を抑えることができる
交通費を極力抑えたいという人は、車の運転が苦手でなければマイカーという方法もあります。
マイカーの場合、移動先までの高速道路料金やガソリン代だけで交通費が済みます。
遠距離になると運転しているのがきつくなることもあるので、自分が運転できる範囲の旅行の時だけマイカーを利用するようにしましょう。
旅行中の宿泊費を安くする方法
旅行で交通費の次にお金がかかるのが宿泊費です。自分が泊まりたいと思っていたホテルが思ったより高かったなんてこともあります。
宿泊を安くするには次のような方法があります。
その1.ホテルの予約自体を早くする
同じホテルでも部屋の向きや仕様によって金額が違います。
やはり安いところから埋まっていくため、予約が遅くなれば高い部屋しか残っていないなんてこともあります。
旅行が決まったら、とにかく予約を早めにするようにしましょう。
その2.ゲストハウスやカプセルホテルなどを利用する
サイトで調べてもホテル代がやっぱり高いという場合は、料金の安い宿泊施設を利用するのも安くする方法の1つです。
ゲストハウスやカプセルホテルは宿泊費が安くなります。ただし安いのでいくつかのデメリットもあります。
- ゲストハウスは相部屋になる
- トイレやパウダールームなどは共有スペースになる
- 周りの音が気になる
1人旅行や2人程度の旅行であれば上記のような施設を利用しても楽しいですが、大人数の旅行の場合は不向きになります。
その3.ホテルに宿泊する場合は素泊まりにする
ホテルに宿泊する場合、朝食や夕食がつく場合があります。食事が付いたプランは料金も高くなっています。
旅行先の店などで食事をしようと思っている人は、食事を付ける必要がないので、素泊まりプランで予約をするようにするようにしましょう。
その4.比較サイトを利用する
同じホテルの同じ部屋でも旅行会社によって料金が違います。少しでも安い部屋を見つけるには、比較サイトを利用するのが大事です。
ちょっと手間がかかりますが、安く泊まるためにはそのくらいの手間は惜しまないようにしましょう。
旅行先での食費を抑える方法
旅行先での楽しみは、やはり地元の美味しいものを食べることです。食費を抑えるとイメージが残らず楽しくない旅行になってしまいます。
旅行先で食費を抑えるには、地元の人に美味しくて安いお店を聞くというのが1番効果的です。ガイドブックなどに載っていないお店も地元の人は知っています。
また、B級グルメを楽しむというのも1つの方法です。
最近はB級グルメを楽しむために全国を旅しているという人もいるくらい人気ですので、そういったものを楽しむ旅にすると、食事も楽しくなります。
旅行はちょっとした工夫で安く楽しむことができる
旅行はお金がかかるものというイメージが強いですが、ちょっとした工夫で旅行費を節約することができます。
いろいろと調べたりすることもあり面倒に感じますが、その手間で安く旅行が楽しめるようになると思うと、頑張ろうという気持ちにもなります。
旅行を安く楽しむ方法を身に付ければ、いろんなところに旅行に行けるようになるかもしれませんね。