ポイ活して貯めたポイントは、買い物で使ったり商品と交換したりすることが多いですが、ポイントで投資や運用ができることを知っていますか?貯めたポイントでお金を使うことなく、株式投資や投資信託などを行えるサービスがあるんです。
投資が気になっていたけどこわくてできなかった人、ポイントでなら投資をしてみたい人など、投資をしたことのない初心者でも、ポイントなら気軽に投資を始めることができそうですよね!
ここでは、二種類に分けられるポイント投資「ポイントを運用する疑似体験サービス」と「ポイントで金融商品を購入するサービス」について詳しく見ていきましょう。
Contents
ポイントを運用する疑似体験サービス【疑似運用タイプ】
ポイントを使って用意されたコース(投資信託、株式、ETFなど)を選ぶと、株や投資信託の値動きと連動してポイントが増減し、差額がポイントで還元されます。お金を使うことなくポイントで投資の疑似体験ができ、手軽に始めることができるんです。
証券会社に口座を開設する必要もなく、ほとんどが100ポイントあれば始められ、手数料がないのも魅力です。ポイントの増減を楽しめるので、普段からよく使うポイントを選ぶようにしましょう。
この場合、利益がポイントとして還元されるため一時所得となり、50万円以下なら課税対象となりません。以上のように投資のハードルが低いので、初心者にはこちらをおすすめします。
疑似運用タイプのメリット・デメリット
手元にある少額のポイントで今すぐに始められるポイントの疑似運用のメリット・デメリットを見ていきましょう。
- メリット
- ポイント運用のみならば、メリットばかりかも!?
- 0円で気軽に始めることができる
- 損をしてもポイントなので現金が減るわけではない
- 少額の投資から始めることができる
- 資産運用をリスクなしで体験することができる
- デメリット
- 投資の疑似体験なので、勉強のつもりで!
- 少額のため、大きな利益は得にくい
- 期間限定のポイントは使えない
疑似運用できるポイントが知りたい!
自分が貯めているポイントがあるなら、今すぐにでも投資の疑似体験してみましょう!
- ■気軽にパパッと!「楽天スーパーポイント」
- 楽天スーパーポイントは、楽天系列のさまざまなコンテンツによって、どんどんポイントを貯めることができ、またポイントで買い物ができる幅も広く、使い勝手の良い共通ポイントの代表格です。
2種類のポイント運用コースから1つを選び、運用して増えたポイントは引き出して通常ポイントとして使えます。口座開設の必要がなく手数料もかからないので、気軽にポイントを運用することができます。
100ポイント=100円から運用でき、ポイントさえあれば「楽天PointClub」というアプリから今すぐにでも始めることができ、ポイントの増減を楽しむことが可能なんです。
- ■利益が出やすい!「dポイント」
- NTTdocomoが運用するdポイントは、docomoユーザーでなくても利用することができ、さまざまなお店でポイントが貯められます。そして、このdポイントを使った投資は、dポイントクラブ会員であれば、手数料無料で100ポイントから投資できるんです。
ポイントを運用する投資サービスなので、手元のお金が減ることなく初期費用も一切かからず疑似投資体験ができます。
2つの投資信託コースから選んでポイントを運用し、利益が出ればポイントで還元されます。口座を開設する必要もありません。
また、リアルタイムでポイントの出し入れが反映されるので利益が出やすく、スピーディーな運用ができる点もおすすめです。
48ヶ月の有効期限のあるdポイントですが、知らない間に消滅していることはありませんか?ポイント運用に回せば、ポイントの失効を防ぐことができますよ。
- ■株主体験ができる!「ポンタポイント」
- ローソンでおなじみの共通ポイントであるポンタポイントを使って、ポイントの疑似運用をすることができます。運用に回したポンタポイントは、「銘柄ポイント」という運用ポイントになります。
口座を作る必要がなく、個別株に疑似投資できますが株主優待や分配金は受け取れず、手数料がとられる場合があるのが残念です。
しかし、ポンタポイントでの投資は20ポイントから始められるので、ほかのポイント投資よりも少額で疑似運用することができるのです。
- ■auユーザーなら身近な「auWALLETポイント」
- 通信キャリアau(KDDI)のスマホを使っている人やauスマホを持っていなくてもauIDさえ持っていれば、auブランドのさまざまなコンテンツを利用して貯めることができるauWALLETポイントで投資ができるんです。
KDDI系の投資信託運用会社が提供しているauWALLET用の投資信託に投資できるサービスで、口座を開設する必要はなく手数料も不要なので、未成年の学生でもポイント投資ができるんですよ。
auWALLETポイントの投資とは、交換した運用ポイントの増減により損益がでるのですが、値上がりしたタイミングでauWALLETポイントに交換すると差額が利益ポイントとなります。
auWALLETポイントには4年の有効期限がありますが、運用ポイントに交換すれば有効期限がないので、auWALLETポイントの使い道がない場合は、ひとまず運用ポイントに交換しておくとよいでしょう。
ポイントで金融商品を購入するサービス【現金投資タイプ】
ポイントを原資として株や投資信託などの金融商品を購入し、利益は現金で受け取ることになるので、投資を実際に体験することになります。
証券会社で取引をするために、証券会社に口座を開設する必要があります。手数料もかかり、現金投資とほぼ変わらない感覚で投資をすることができます。
自分で投資を行い現金が動くので、利益は課税対象となる点に注意しましょう。
現金投資タイプのメリット・デメリット
金融商品を現金で購入することができる現金投資のメリット・デメリットを見ていきましょう。
- メリット
- ポイントで始められる投資のメリットは大きいですね。
- 0円で気軽に始めることができる
- 損をしてもポイントなので現金が減るわけではない
- 少額の投資から始めることができる
- ポイントを無駄にしない
- 資産運用をリスクなしで体験することができる
- 利益が現金で還元される
- デメリット
- 元手がかからなくても運用費などの経費がかかる場合があります。
- 期間限定のポイントは使えない
- 口座開設をしなければならない
- 口座管理料や手数料など経費がかかる場合がある
- 元本割れするリスクを伴う
現金投資できるポイントが知りたい!
疑似体験ではなく実際に金融商品を購入する、本格的な投資ができるポイントをご紹介しましょう。
- ■楽天グループに紐づけてお得!「楽天スーパーポイント」
- 楽天グループである楽天証券で口座を作り、ポイントを現金化して金融商品を購入することになります。購入できる投資信託商品は2600種類以上もあり、100円以上1円単位で購入できるんです。
また、積立コースやつみたてNISAにも対応しており、毎月ポイントから自動で積み立てられるシステムもあるので、一度開設しておけば自動で資産運用ができる仕組みとなっています。
楽天証券、楽天銀行、楽天カードと紐づけすれば、ポイントも貯まりやすく使い勝手のよいツールとなること間違いなしでしょう。
ただし、他社ポイントから交換されたポイントや期間限定ポイントは、買い付けに利用することができないので注意です。
- ■独自の証券会社がポイント投資に特化している「Tポイント」
- TSUTAYAでおなじみのTポイントは、ファミリーマートやすかいらーく系列のお店など多くの加盟店で貯めて使える共通ポイントです。
そのTポイントを使える投資「ネオモバ」というサービスを、ネット証券最大手のSBI証券と共同設立したネオモバイル証券という会社が運営しています。
本格的な投資を目的としているSBI証券に対し、ネオモバイル証券は投資初心者向けのポイント投資に特化しているんです。
よって、Tポイント投資なら、普通は大手企業の株は100株以上からしか購入できないところ、1株から購入できたりと、何万円も元手がいるところをたった数百円で購入することができるなど、投資のハードルが低くなっています。
もちろん口座を作り手数料もありますが、50万円以下の取引なら手数料のポイントバックがあり実質無料となるんです。
また、何を買っていいのかわからない人はロボアドバイザーが、膨大な情報に基づき自動で分散投資をしてくれるなど、投資初心者に手厚く気軽にチャレンジできるポイント投資です。
実質0円で投資ができる!ポイント投資で資産運用しよう!
ポイントで投資をするなら、実質0円で投資ができます。つまり、資金を用意することなく、今あるポイントを使って投資を始めることができるんです。もしポイントが減ってしまったとしても、もともとがポイントなのであまり打撃はありませんよね。
今まで投資というとハードルが高いイメージでしたが、ポイントを使える投資となると、わずかなポイントから投資をすることができ、お金や資産運用についての勉強にもなります。
それに伴い社会の動きや世界の情勢についても興味を持つことになり、視野が広がり生活や知識が豊かになるでしょう。
今までポイントの使い道がなかった人や、ポイントを失効させて無駄にしがちな人にも資産運用としてポイント投資をおすすめします。