節約のために家計簿を始めたのに、長く続けることが出来ず、三日坊主で終わってしまったという経験はありませんか。
ですが、節約のためには支出の把握は大事ですし、やはり家計簿を付けているかそうではないかで節約意識も大きく変わってきますから、出来る限り続けたいものです。
そして家計簿を続けるためには家計簿が続かない原因とその解決法について知っておくことが大事です。
家計簿が続かない原因にはどんなものがあるのでしょうか。また、家計簿を長く続けるためにはどんなことに気を付ければ良いのでしょうか。
当記事では家計簿が続かない原因とその解決法についてご紹介します。家計簿を長く続けて節約を成功させましょう!
まず、家計簿の付け方について知りたいという方は、「長く続く家計簿の付け方!自分に合った方法で始めてみよう」を参考にしてください。
同じ失敗を繰り返さないために…家計簿が続かない原因とは
家計簿が続かないのは必ず原因があります。前回続かなかった方はどのようなことが原因か、ぜひ振り返ってみてください。
まずは家計簿が続かない原因について見ていきましょう。
面倒になった
家計簿が続かない原因としてまず挙げられるのが、面倒になった、ですね。
これは家計簿を付けていた方なら分かると思うのですが、家計簿を付けるには時間、手間がかかります。
それを習慣化しなければならないのですから、段々と面倒に感じてきてしまいますよね。
そして習慣化として根付くまでに嫌になりやめてしまうというパターンです。
毎月の支出額を把握するのがストレスになる
家計簿をつけ始めると多くの人が支出額の多さに驚きます。
節約や罪悪感から出費を控えようとすることが、ストレスにつながってしまうこともあるのです。
毎月の支出額を見ることが嫌になってしまい、家計簿を付ける習慣から遠ざかってしまうパターンです。
細かいことにこだわりすぎて疲れる
家計簿をつける目的はあくまでもお金の流れを知ること。
ですが、家計簿を付けることにこだわるがあまり、項目を多くしてしまう人もいます。
もちろん、やる気のある最初は良いのですが、次第に管理が追い付かなくなって挫折する恐れがあります。
目標がなく家計簿を付ける
家計簿は明確な目標がないと挫折してしまうことが多いです。
家計簿は時間や手間がかかる作業ですので、特に毎日行うとなるとよほどの覚悟がないと続きません。
ただ節約をしたい、お金を貯めたいという目標だけではモチベーションを保つことは難しいため、節約、またはお金を貯めてどうしたいのかをはっきりさせておく必要があります。
自分に合った家計簿を使っていない
今まで家計簿が続かなかったという方はもしかしたらやり方が自分に合っていなかったのかもしれません。
例えばですが、
- 書くこと自体が苦手なのに手書きの家計簿を付ける
- エクセルが苦手なのにエクセルで家計簿を付ける
- パソコンを開く習慣がないのにパソコンで家計簿を付ける
このようなことをしていませんでしたか。
自分に合わない方法をしていれば家計簿を付けることが苦痛となり、長く続けられなくなってしまいます。
今度こそ継続させる!家計簿が続かない場合の解決法
家計簿が続かない理由がわかったら次は続けるための解決法について見ていきましょう。コツさえ掴めればきっと誰でも続けられますよ。
しっかりと目標を持って行う
上記でもご紹介しましたが、家計簿を続けるには明確な目標が必要となります。
ただ節約やお金を貯めるためではなく、お金を貯めてどうしたいのか、はっきりさせておきましょう。
- 家を買う
- 車を買う
- ブランド物のバッグを買う
など、目標を立てて家計管理を行うことが大切です。
自分に合った方法で家計簿を付ける
今までの方法が自分に合っていなかった方は自分に合った方法で家計簿を付けるようにしましょう。
- 日記やイラストなどを書くのが好きな方…手書きの家計簿
- エクセルが得意であったり、普段からパソコンを開く習慣がある方…エクセル家計簿
- なかなか時間が取れないという方…家計簿アプリ
というように自分に合った方法がありますから、その方法で付けるようにしてみてください。
家計簿アプリを使う
上記でも軽く触れましたが、手書き家計簿への記入や計算が面倒、時間があまり取れない…という方は家計簿アプリの活用がおすすめです。
家計簿アプリはスマホにダウンロードしておけば手軽に家計管理が出来てしまうという優れもの。
特にレシート読み取り機能のある家計簿アプリではスマホのカメラで撮影するだけで自動的に項目分けや計算をしてくれます。
また、中には支出や収入をグラフ化をしてくれるアプリもあるため、一目でお金の流れを把握することが出来ます。
さらに家計簿アプリなら外出先でも記録が出来るため、ちょっとした空き時間でも付けられるんです。
特に手書きの家計簿などは持ち歩くことがないため、仕事や家事などで疲れてしまうと後回しになり、結局続けられないことが多いです。
その点、アプリならいつでも出来るので安心ですね。最近は様々な家計簿アプリがあるので、自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか。
家計簿アプリについて詳しくは「家計管理を強力にサポート!家計簿アプリの魅力とおすすめアプリ」をご覧ください。
項目にこだわりすぎない
家計簿が続かない人の多くは家計簿をつけるということに重点を置いている傾向にあります。
ですが、家計簿はあくまでもツールであって、つけることが目的ではありません。
家計簿は出費や日付を記録し、それがわかれば良いので、項目にこだわりすぎる必要はないのです。
1円単位程度の差は気にしない
家計簿を付けているとどうしても細かいところが気になって1円の差までを気にする人もいます。
そして、金額が合わないことがあればイライラしてしまうこともありますし、どこで間違えたのか計算し直すこともありますね。
ですが、家計簿を付ける目的はあくまでもお金の流れやどこにどれだけのお金を使っているかを知ること。
そのため、たとえ1円単位で合わないことがあっても「ざっくりこのくらい」で大丈夫なんです。新たに計算し直すとなるとそれだけで時間もかかりますしね。
軽い気持ちで行う
家計簿をつけるのが負担になっている方は家計簿はあくまでも分析ツールだと思って取り組んでみましょう。
家計簿はあくまでもツールであって、付けることが目的ではありません。
確かに節約や貯金のために行うものではありますが、それだと気負いすぎてしまうため、分析ツールだと思った方が良いでしょう。
このように、家計簿を付けることを重視しすぎない方が長く続けられるはずです。
必要な期間だけ行う
家計簿をずっと付けると思うと負担に感じてしまいますよね。
そのため、まずは1か月だけなどと期間を決めて始めてみましょう。家計簿は支出さえ分かれば良いので、無理にずっと付ける必要はありません。
もちろん、長くつけるに越したことはないですが、慣れてない方はまずは1ヶ月、またボーナス月だけと割り切ってしまった方が気持ち的にも楽です。
1ヶ月ほど行ってみて、来月も把握したいと感じたなら続ければ良いのですから、気楽に行うことが大切です。
どうしても家計簿が続けられない場合の解決法
上記では家計簿が続けられない場合の様々な解決法をご紹介してきました。
ですが、それでも続かない、という方はいっそのこと家計簿は付けずに家計管理をしてみましょう。
この方法だと決まった予算内でやりくりすれば良いだけですので、わざわざ計算する必要もないですし、貯金も自然と貯まっていくようになります。
家計簿自体が苦手な方でもこの方法なら続けられるでしょう。
自分に合った家計簿で習慣づけることが出来れば家計簿は続けられる!
家計簿を続けるには自分に合ったものを使い、習慣づけることが何より大切です。
今まで家計簿が長く続かなかった方は何が原因か、また、どうすれば続けられそうか自分と向き合ってみてください。
家計簿は慣れるまでは大変かもしれませんが、お金の流れを知るためには欠かせないツールです。
3ヶ月も続けられるようになれば立派な習慣になり、家計簿に悩むことはもうなくなるでしょう。