主婦の方の中には、子供が生まれた時のことや、将来の子供の教育や自分たちの生活のためにどのくらいの貯蓄が必要か考えた上で、節約に励む人もいますよね。
育児休業中だったり、退職したりして収入が減ったので節約しようと考える人もいるかもしれません。
目的があれば節約もがんばれます。とはいえ、節約は苦痛に感じてしまうと長続きしません。また、反動で衝動買いをしてしまう可能性もあります。
そのような事態にならないように、毎日の節約生活を楽しく、そして上手に節約できる方法について調べてみました。参考にしてみてくださいね。
Contents
主婦の節約術その1.節約する前にまずは家計簿をつける
節約生活を始める前には、まずどのくらいのお金が入ってきて出ているかを把握することが重要です。
家のお金の動きを見るために必要なのが家計簿。
「家計簿って面倒」と思って付けてない人や、チャレンジしたけれど三日坊主で終わってしまったという人もいるかもしれません。
最近は簡単に管理できるようにスマホのアプリなどもあり、簡単に家計簿をつけることができるようになっています。レシートを撮影すると自動で読み取ってくれるものもあるんですよ。
買い物をしたものは把握しているけど、銀行口座から引き落とされるものやカード払いのものは詳しいことが分からないという人もいるでしょう。
そういう場合は、日常使っているものは毎日家計簿に記載し、カードや銀行口座のものは月1回まとめて記載するという方法もあります。
カード払いの場合、月に1回明細が届きます。どれにいくら使ったか細かく記載されているので明細をチェックすれば簡単にできます。
銀行口座からの引落しの場合、毎月決まった日にち(給料日など)に通帳の記帳を行うのがおすすめ。
また、家計簿が長く続かないのは項目が多いというのも理由の1つです。項目が細かすぎると長続きしないので大まかに分けることも大事です。
- 食費
- 日用品
- 光熱費
- 家賃
- 通信費
- レジャー・交際費
- 衣服・服飾費
- 貯蓄
上記ぐらいの項目で十分でしょう。
もっと項目を減らしたいという人は、毎月同額が引き落とされていくもの(家賃や通信費)は「固定費」などとして一括りで記載してもOKです。
主婦の節約術その2.買い物の仕方を工夫して「食費」を節約
節約をする時、食費に着目する人も多いでしょう。次のようなことに注意することから始めてみてください。
「冷蔵庫に何が入っているか」「何をストックしているか」を把握する
買い物に行き少しでも安いものを見つけると「お得だから」と購入していませんか?
購入して帰ったら、実は家にもストックがあったなんて経験をしたことがある人も多いでしょう。
食費を節約する場合には、次のようなことを把握しておかなくてはいけません。
- 今、冷蔵庫に何が入っているか
- 何をストックしているか
意外に冷蔵庫に何が入っているかを把握していないという人が多いようです。冷蔵庫の中やストック品を把握することで無駄買いも減ります。
「冷蔵庫の中身やストック品をチェックするのが面倒」という人は、スマホのメモ機能などを使えば自分でいつでもチェックすることができます。
買い物に行く前に、まずは家にどんな食品や食材があるのかを把握するところから始めましょう。
特売だからといって大量買いをしない
特売だとお得だから大量に購入することがあります。その量が食べきれるものであれば問題ありません。
しかし、生鮮食品などを大量購入すると食べきれずに廃棄しなくてはいけなくなる可能性もあります。食べ切れる量を買うのが重要です。
また、購入したものの保存方法も工夫してみましょう。
野菜の場合、野菜や果物を保存する専用袋を使えば最長1週間は保存することが可能です。また、冷凍できるものなどはカットして冷凍保存するともう少し長持ちします。
肉類や魚類もその日食べないものは小分けして冷凍保存すると2週間程度であれば保存可能です。
その際、肉類は下味をつけて保存すると料理の手間も省くことができますよ。
買い物に行く回数を減らす
冷蔵庫の中は極力無駄なものを置きたくないからと、毎日スーパーに買い物に行っている人がいます。
スーパーはその日によって特売品が違うので、毎日通うとお得に感じますが行くと特売品以外のものを買ってしまうことがあります。
特に、値段があまり高くないヨーグルトやプリン、お菓子などをその都度1個ずつ購入していると、家計簿を付けた時に「こんなに無駄使いしていた」と気づくことも。
スーパーなどの買い物は行く回数を減らすだけでも無駄な買い物を減らすことができるので、何曜日に買い物に行くと決めるのも節約の一歩です。
主婦の節約術その3.「光熱費」の節約のためには正しい知識を持とう
光熱費は、意外に節約できるところが多いです。次のようなことに気をつけて節約してみましょう。
エアコンはこまめにオン・オフするのがいいは嘘!?
エアコンは付けていると電気代がかかるからこまめにスイッチを切る方がいいという人がいますが、これは違います。
エアコンの電気料金が1番かかるのがスイッチを入れて設定温度まで温度を上げたり下げたりする時です。
こまめにスイッチを切っていると、その都度電気料金がかかってしまいます。
また、設定温度が室温と差が大きいほど電気料金はかかります。設定温度を上げたり下げたりするのも電気料金に影響するので注意しましょう。
夏、なかなか涼しくならない場合は扇風機を使って部屋の空気が循環するようにすると設定温度を低くしなくても部屋全体が涼しくなります。
冷蔵庫と冷凍庫の使い方に注意する
冷蔵庫も電気代を使う電化製品の1つです。冷蔵庫の場合、中身がたくさん入っていると「中を冷やさないと」と冷蔵庫が冷気をどんどん出すので電気料金が上がります。
冷蔵庫によっては冷蔵庫の冷気を切り替えることができるものもあるので、弱にしておくと冷気も少なくなります。
冷蔵庫はパンパンに入れず、なるべく隙間ができるように入れるのがポイントです。
冷凍庫の場合も、入っている品物を冷凍しようと冷気を出します。冷凍庫は品物が凍ると冷凍庫内も冷えてきます。
品物が多いと凍ったものから出る冷気が多いので、冷凍庫からの冷気は少なくなります。
冷凍庫の場合は冷蔵庫と逆で、なるべくパンパンに品物を入れておいた方が電計料金を抑えることができます。
水道料金はちょっとしたことに気を付けるだけで節約できる
水道料金で1番かかるのがお風呂です。毎日のことなので、少し気を付けるだけで水道料金を節約することができます。
- 家族が少なければお風呂はシャワーで済ませる
- 家族が多ければお風呂は浴槽に水を貯める
- シャワーヘッドを節水用に変える
- 残り湯は洗濯や掃除などに使う
- 歯磨き、洗顔のときは貯め水にする
単身世帯や家族が少ない場合はシャワーの方が節約になりますが、その際も節水用のシャワーヘッドに変えると水道料金は節約できます。
家族が多い場合は、浴槽に貯めた方が節約になります。浴槽にお湯を貯めるとお湯が残るからもったいないという人もいますが、残り湯は洗濯に使うこともできます。
残り湯で洗濯したくないという場合は、風呂掃除や洗面所の掃除などをする時に残りを使うと節約になります。
歯磨きや洗顔のときも一工夫しましょう。水を流しっぱなしにすると水道料金がかかります。
コップを使ってうがいをしたり、洗面器に貯めた水で顔を洗ったりすれば水の無駄遣いがなくなりますよ。
水道料金は、ちょっとした工夫でかなり節約できるので心がけるようにしましょう。
主婦の節約術その4.「日用品」の購入はネット通販も検討する
洗剤やティッシュペーパーなどは必要なものなのでなかなか節約することが難しいです。
そのため、近くのスーパーなどで特売があると大量購入をするという人が多いのではないでしょうか。
お店で安い時に大量購入するのもいいですが、ネット通販の方が安い商品もあります。
ネット通販の中には、定期的に届けてくれるサービスがあります。定期購入だとさらに安く割引されていてお得な場合もあります。
定期購入でも途中で休止ができますし、重いものを家まで運ばなくていいというメリットもあります。
ネット通販を律用する場合は、必ず近くの店舗と料金を比較してから利用するようにしましょう。
主婦の節約術その5.お金をかけずに楽しもう!「娯楽費」も節約できる
節約したいからと娯楽をなくすとストレスになり、節約生活が苦痛になってしまいます。
でもどこかへ行くと思った以上にお金がかかってしまうというのが現実です。
とはいえ、娯楽費もいろんなものを上手に利用すると、お得に楽しむことができますよ。
クレジットカードなどの会員優待を利用する
クレジットカードやお店の会員カードなど、誰もが1枚は持っていると思います。
カード会社によって違いますが、優待サービスが付いているものがあります。多くが入場料の割引ですが、10~30%の割引なので、かなりお得になります。
また、支払いをクレジットカードでするとポイントが付くので、さらにお得になります。
無料で遊べる施設を利用する
「娯楽=お金がかかる」と思われていますが、今では無料で遊べるような施設も増えています。
入場料が無料で、入ってからオプションで料金がかかるものもありますので注意が必要。それでもお得に楽しめますよね。
詳しくは「お金を使わない遊び」の記事を読んでみてください。(★リンク予定)
外食をしないようにお弁当を持参する
行楽地に行くとついつい外食をしてしまいます。たまの外食はいいですが、どこかへ行くたびに外食をしていると出費がかさんでしまいます。
外食ばかりではなく、たまにはお弁当を持参するなど工夫をすることで娯楽費を抑えることができます。
子供がいると、お弁当を持ってどこかへ行くだけで楽しい娯楽になるので楽しみながら節約することを心がけましょう。
主婦の節約術その6.定番アイテムを手に入れて「服飾費」を節約
節約中でもオシャレをしたいですよね。オシャレを楽しみながら節約するには、次のような点に注目です。
- 着回しができる定番アイテムは持っておく
- 全て流行りものにしない
- 着なくなったものはすぐに処分する
オシャレしたいからと全てを流行りものにすると、着回しができずどんどん買わなくてはいけないものが増えていきます。
そうならないためにも、着回しができる定番アイテムは必ず持っておくようにしましょう。
定番アイテムがあるだけで、着回しができるので大量の洋服が必要なくなります。
また、着なくなった洋服はタンスの肥やしにするのではなく、古着屋やネットで安く売るなどして収益にしましょう。
主婦の節約術その7.「交際費」は削りすぎない!工夫次第で節約できる
節約したいからと交際費を削ってしまうと、仕事や交友関係に溝が出来てしまうなんてことになる可能性も。ある程度の交際費は必要でしょう。
その中で、少しでも節約に繋げる方法を見つけていくことが重要です。
支払いはポイントが付くクレジットカードを利用する
交際費自体を減らすことにはなりませんが、支払いをクレジットカードにするとポイントが付与されます。
貯まったポイントは商品や、支払いにも利用できるので貯めておくとお得です。
使い過ぎと予防するために、交際費用のクレジットカードを作って限度額を最低限にしておくというのも方法の1つです。
自宅で集まるのも節約の1つになる
子供が大きくなると、ママ友の集まりや子供を連れての食事会なども増えてきます。
たまに、ということであれば問題ありませんが、頻繁に集まっていると交際費がどんどん膨らんでいきます。
交際費を減らすために、自宅で集まるというのも方法の1つです。みんなで食べ物などを持ち寄れば、さらに費用を抑えることができます。
自宅に人を招くのは大変、という人もいるでしょうから、本当に気心が知れた人と集まる時だけ、自宅に呼ぶというのもいいですね。
主婦の節約術その8.節約して貯まったお金は別口座で管理する
節約をして黒字になったお金は、日頃引落しされている口座で一緒に管理している人が多いと思います。
日頃使っている口座にお金を入れていると「まだ余裕があるな」と勘違いしてしまうことがあります。
そうならないためにも、その月で余ったお金は貯金として別口座で管理するようにしましょう。
そうすることで無駄使いも減らすことができますし、節約になります。
この時、全額を貯金に回してもいいですが、数ヶ月に1回ぐらいは家族で外食をするなどお楽しみを用意するのもよいでしょう。家族も協力的になってくれるかもしれません。
「節約=苦痛」では長続きしないので無理なく続けることが大事
節約が苦痛になると長続きしません。そうならないためにも、まずは無理のない程度の節約から始めることが大事です。
いきなり食費をごっそりと減らしたりするのではなく、いらないものを1つずつ買うのを控えたり、材料を無駄にしないことなどから始めましょう。
そしてたまには節約をしている自分や協力してくれる家族にご褒美をすることも重要です。
家族での節約は自分だけが頑張っても成果が出来にくいので、家族にも協力してもらえるように工夫して続けていくのがおすすめですよ。