列車の切符を購入する時、わざわざJRのみどりの窓口に行ったり、そのチケットを取るために旅行会社へ行ったりしていませんか?
特急列車や新幹線のチケットは、ネットで簡単に予約できるシステムがあります。それが「えきねっと」です。
ネットでチケットを予約するのは手順が難しいから失敗しそうという人もいます。特に列車の場合、チケットの種類が多いので、使い勝手が悪いと感じることもあります。
しかし、使い方を覚えると深夜でも列車のチケット予約ができるので、とても便利なサービスです。
「えきねっと」も使い方が難しいという声も多いのですが、手順が分かればいろいろと使えるツールになります。
「えきなっと」を使いたいけれど分からないという人も、使い方をチェックしてみましょう。
Contents
えきねっとを利用する前に準備が必要なもの
えきねっとを利用して列車のチケットを予約しようと思っても、すぐにできるわけではありません。
利用する前に、必ずしておかなくていけない準備があります。それが、次の2つです。
- 「えきねっと」の無料会員登録
- クレジットカード情報の登録
えきねっとを利用する前に会員登録をしなくていけません。会員登録は無料ですが、いろいろと必要事項を入力していかなくてはいけません。
そしてもう1つやっておかないといけないのが、クレジットカード情報の登録です。
えきねっとは支払いがクレジットのため、登録しないとチケット予約はできません。
「クレジットカードの登録はしたくない」という人も多いこともあって、えきねっとは使い勝手が悪いという声が多いようです。
「えきねっと」を使って切符を予約する
会員登録とクレジットカード登録が終わったら、えきねっとでのチケット予約ができるようになります。
切符を予約する際、検索方法がいくつかあるので、それぞれ紹介していきましょう。
その1.自分が利用したい路線などが明確な場合
自分が移動する際、どの路線の列車や新幹線を利用するか明確に分かっている人は、次の方法で検索していきます。
基本的に「えきねっと」にログインした状態から始まります。
- 新規予約申込・事前受付の「指定席」ボタンをクリック
- 自分が利用する路線(列車・新幹線)を選択
- 乗車日・出発時刻・利用区間を入力
- 列車の空席状況が出てくるので、自分の好きなものを選ぶ
- 人数を入力する(最大14名まで)
- 座席を選択する
- 複数受付は「追加」、変更する場合は「変更」、取消の場合は「取消」ボタンを押す
- 全て終了したら申込内容を確認する
- 問題なければ「注意事項に同意する」にチェックマークを付けて「以上の内容で新規購入する」ボタンを押して終了
チケット発売開始前の場合、予約ではなく事前受付という形になります。1件の事前受付で最大第3希望まで受付ができるようになっています。
また、人数は大人と子供合わせて14名までとなっていますが、割引サービスである「えきねっとトクだ値」の欄にあるチケットを予約する場合は、合計6名となっています。
その2.路線などがよく分からない場合やえきねっと初心者の人
列車をよく利用している人で、路線などを知っている人は指定席から切符を予約する方法があります。
しかし、路線などがよく分かっていない人や、えきねっとをほとんど使ったことがないという人はもっと簡単な方法があります。
- 新規予約申込・事前受付の「乗り換え案内から申し込む」をクリック
- 出発駅・到着駅、日時を入力して検索ボタンをクリック
- 経路がいくつか出てくるので自分が希望するものを見つける
- ない場合は再検索、ある場ワイは「空席照会申し込み」をクリック
- 希望する列車を選び、座席の種類を選ぶ
- 必要事項をチェックしたら「新規購入する」で予約終了
座席を選ぶ際、もっと細かく自分の気に入る席を選びたいという場合は、「シートマップを表示して選択する」から検索するとさらに細かく座席指定をすることができます。
また、切符を購入する際は乗車券の有無を確認する必要があります。
「えきねっとトクだ値」の場合、乗車券がセットになっているため必要ありませんが、その他の場合は別途乗車券が必要になることもあります。
切符は郵送ではなく駅での受け取りになる
ネットで予約というと、チケットや切符が郵送されてくるイメージがありますが、駅に切符を受け取りに行かなくてはいけません。
この際、必要なものがクレジットカードです。これを忘れると切符の発券ができないので注意しましょう。
また、切符の受け取りも全国のJRでできるわけではありません。
- JR東日本
- JR北海道
上記の各駅となっています。
受け取りは、みどりの窓口もしくは指定席券売機のどちらかです。
窓口の場合は、係の人が説明をしながらしてくれるので、基本的に自分がすることはほとんどありません。
指定席券売機の場合は、機械の指示に従って進めていきます。
- 券売機ボタンの「インターネット予約の受け取り」をタップ
- 登録したクレジットカードを券売機に入れる
- 複数予約をしている場合は、今回必要な切符を選ぶ
- クレジットカードの暗証番号を入力
手順はこれだけです。方法が分からない場合は、少し待ち時間がある可能性がありますが、窓口を利用するようにしましょう。
えきねっとは列車と宿泊がセットになった旅行の申込もできる
えきねっというと列車の切符の予約に使うものというイメージがありますが、それだけではありません。
実は、列車と宿泊がセットになった国内ツアーや、JRを利用した日帰り旅行なども申し込みができます。
- JR東日本国内ツアー
- びゅうトラベル
この2つがあり、それぞれいろんな日帰り旅行やパック旅行を取り扱っています。
えきねっとで取り扱うツアーの嬉しい点は、最短出発の前日18時まで予約が可能なところです。
急に時間ができて旅行したいという時も予約ができます。
また、
- 【WEB限定】おどろきダネ!《驚値》
- 緊急設定プラン
- 出発月限定プラン
など、えきねっとでしか取り扱っていないものもたくさんあります。
旅行の場合、支払いはどうなっているのか?と気になるところですが、支払い方法や発券方法は次のようになります。
親権者 同意書 |
支払方法 | 切符などの受取方法 | 申込受付期限 |
---|---|---|---|
不要 | クレジットカード | ・駅の指定券売機 ・クーポン券なし |
出発日の1日前 18:00まで |
不要 | クレジットカード | ・レターパック(郵便受取) | 出発日の5日前 23:40まで |
不要 | コンビニエンスストア | ・駅の指定券売機 ・クーポン券なし ・レターパック(郵便受取) |
出発日の7日前 23:40まで |
必要 | クレジットカード コンビニエンスストア |
・駅の指定券売機 ・クーポン券なし |
出発日の7日前 23:40まで |
必要 | クレジットカード コンビニエンスストア |
・レターパック(郵便受取) | 出発日の7日前 23:40まで |
※未成年(20歳未満)の旅行は「親権者同意書」の提出が必要となります
えきねっとの会員登録にクレジットカード情報は必要ですが、旅行の場合はコンビニエンスストアでの支払いも可能となっています。
また、指定席券売機で発券する場合は、列車の切符と同じように「インターネット予約」のボタンから進めていきます。
情報満載の「えきねっとマガジン」で旅行情報も収集できる
えきねっとには「えきねっとマガジン」というものもあります。これは、東日本の列車の旅を楽しめるような情報がたくさん記載されているページです。
- 観る
- 乗る
- 楽しむ
- 買う
- 食べる
- 知る
6つのカテゴリーから検索することもできるので、ここでチェックして旅行に出かけるというのもいいですね。
列車の写真などもたくさんあるので、家族で写真を見ながら旅行先を見つけることもできます。
えきねっとは利用するとポイントが貯まる
えきねっとは、ログインしてサービスを利用すると「えきねっとポイント」というものが貯まるようになっています。
- JRの切符の予約、申込
- JR東日本国内ツアー申込
- レンタカー予約
上記がポイントの対象となっています。貯まるポイントはそれぞれ違うので、HPや申し込み時にチェックしておきましょう。
また、貯まったポイントは利用することもできます。
えきねっとは上手に利用するととても便利なシステム
えきねっとは使い方が難しいや、使い勝手が悪いという声もありますが、最初に自分に合った使い方を覚えるととても便利なツールです。
特に列車をよく利用するけれど忙しいという人は、駅に行けない時でも予約をすることができます。
また、えきねっとは列車の切符だけではありません。日帰り旅行や宿泊がセットになった旅行も予約をすることができます。
指定席券売機で発券するのであれば前日の18時まで予約ができるのも、えきねっとの利点です。
どこか旅行に行きたいけれどオススメが分からない時はマガジンをチェックし、予約をすればポイントも貯まります。
列車を利用する人は、えきねっとを上手に利用してみましょう。