旅行に行きたくてもお金がかかるから我慢しているという人はいませんか?お金をかけずに貧乏旅行をしているという人もいるかもしれません。
貧乏旅行というと、移動はヒッチハイクをしたり宿泊は野宿やキャンプをするというイメージが強いようです。なので、貧乏旅行はあまりいいものではないと思う人もいるでしょう。
しかし、最近は貧乏旅行といっても全くお金を使わないというものではありません。
「極力お金を使わず節約する旅行」のことを貧乏旅行ということが多いです。
あまりお金を使わない旅行といっても、やはり多少のお金はかかります。どうすればお金を極力節約できるかを考えることが重要です。
Contents
旅行で一番お金がかかる交通費を節約する方法
旅行で一番お金がかかるのが交通費です。旅行するのに徒歩で…というのは難しいのでどうしても公共交通機関を利用することになります。
飛行機や新幹線、列車を使う場合も少し工夫するだけで交通費を少しでもお得にすることができます。
その1.飛行機は格安航空会社(LCC)を利用するとかなりお得
旅行する時、飛行機を利用するという人も多いと思います。
飛行機の航空券は定価で購入すると高いので、利用するのを躊躇することもあります。
飛行機を利用する場合、大手航空会社よりも格安で乗れるのがLCCです。
LCCの場合、キャンペーンなどがあると大手航空会社の半額以下で往復航空券が購入できることもあります。
LCCは航空券がとても安く手に入りますが、いくつか気をつけなければいけない点があります。
- 発着する空港が少ない
- 路線数が多くない
- 荷物を持ち込む時に別途費用がかかる(重量制限あり)
- 搭乗時間に1分でも遅れると乗れない
- 飛行機内の飲食などがすべて有料
- 座席が狭い
特に荷物にかかる料金が高いため、大量の荷物で飛行機を利用する人は大手航空会社の割引サービスを使った方が安かったなんてこともあります。
また、自分が旅行へ行く空港にLCCが離発着するかもチェックしなくてはいけません。
自分が旅行へ行くところがLCCの離発着をしているのか、また荷物にどのくらいの料金がかかるかを調べてからLCCを使った方が節約になるのかを見極めましょう。
その2.旅行日程は早く決まっている場合は割引サービスを利用する
飛行機を使いたいけれどLCCが離発着していないという場合は、大手航空会社を利用するしかありません。
もし早く旅行の日程が決まっている場合は、早割などを利用することで航空券を安く購入することができます。
早割でも21日前や14日前など日にちによって割引率も変わってきます。
どの期間に購入した方がお得なのかは会社によっても多少違いがあるので、きちんと調べておきましょう。
その3.新幹線を利用する場合は割引サービスを使う
貧乏旅行だけれど、移動はどうしても新幹線でしたいという人もいます。
そういう場合、普通にチケットを購入するとかなりの交通費がかかってしまいます。
そうならないためにも、新幹線を利用する時は、上手に割引サービスを利用することが大事です。
割引サービスには主に次のようなものがあります。
- ぷらっとこだま(東海道新幹線)
- スマートEX、エクスプレス予約(東海道新幹線、山陰新幹線)
- 自由席用早特往復きっぷ(名古屋~新大阪のみ)
- 新幹線お出かけきっぷ(東京・品川~小田原、熱海のみ)
- 往復割引(JR全線対象)
- 学生割引(JR全線対象)
新幹線の場合、JR全社で適用している割引サービスと会社によって違うサービスがあります。
自分が利用する路線がどのサービス対応なのかを調べておくことが大事です。
その4.JRの株主優待券を利用して安く新幹線に乗る
貧乏旅行に株主優待券というのが何だか違和感なのですが、今では金券ショップでも株主優待券を購入することができます。
株主優待券の割引はJR各社によって違うのですが、新幹線の切符が10~50%割引になります。
ただし、株主優待券を利用する前に気を付けなければいけないのが株主優待券の料金です。
株主以外の人は優待券を購入する場合、金券ショップでの購入となります。
その際、株主優待券を購入して新幹線の切符を買った方が安いのか、それとも株主優待券を利用せずに割引サービスを利用した方が安いのかを調べておく必要があります。
株主優待券も金券ショップによって料金が違います。また、安いものではないので貧乏旅行には不向きな部分もあります。
その5.1日乗り放題の青春18きっぷを利用する
「青春18きっぷ」というのを聞いたことはありませんか?
名前に18と入っているため、18歳以下の人しか利用できないと思われていますが、青春18きっぷを利用するのに年齢制限はありません。
青春18きっぷは、普通列車・快速列車の普通自由席が1日乗り放題の切符で、5枚セットで12,050円とかなりお得な料金になっています。
お得な切符なのですが、発売期間と利用期間が決まっており、その間に使い切らなくてはいけません。
貧乏旅行で5日旅をするという場合や、友達と一緒に旅行をする時などはかなりお得です。
発売期間や利用期間は毎年ほぼ同じ期間ですが、今年は次のようになっています。
発売期間 | 利用期間 | |
---|---|---|
春季用 | 2019年2月20日~3月31日 | 2019年3月1日~4月10日 |
夏季用 | 2019年7月1日~8月31日 | 2019年7月20日~9月10日 |
冬季用 | 2019年12月1日~12月31日 | 2019年12月10日~2020年1月10日 |
1日1枚の切符で乗り放題なので、途中下車も可能です。
のんびりゆっくりと移動をしたいという人や、途中で気になるところに立ち寄りたいという人は青春18きっぷがおすすめです。
その6.宿泊も兼ねることができる夜行バス・高速バスを利用する
公共交通機関で1番交通費が安価なのが夜行バス・高速バスです。
夜行バスを利用すると、車内泊になるので1泊分の宿泊費も賄うことができます。
夜行バスや高速バスは主要都市はほぼ往復しているので利用もしやすいのが特徴です。
また、寝ている間に目的地のある都市に到着しているため「移動時間に何して時間つぶそう」と考える必要もありません。
ここ数年は利用者も増えているため、女性専用バスや普通の夜行バスよりもランクアップしたラグジュアリバスなども運行しています。
料金も安く、寝ている間に移動ができるととても便利なのですが、夜行バス・高速バスにもデメリットがあります。
- バスの種類によって席が狭い
- 予約の順番によっては希望の席が利用できない
- 全てのバスが広々としているわけではない
- 寝づらい
- 周りの目や音が気になる
慣れている人は問題ありませんが、慣れていないとバスで長時間の移動や寝ることがきつく感じることもあります。
また、基本的に夜行バスの場合は消灯時間もあるためほとんどの人が眠っていますが、周りの目や音が気になるという人もいるようです。
その7.車の運転が好きな人はマイカー移動も節約になる
やはり移動にかかる費用が気になるという人は、マイカーでの移動もオススメです。
マイカーで移動する場合、次の費用がかかります。
- ガソリン代
- 高速道路を利用する場合は高速料金
距離によっては公共交通機関を利用した方が交通費が安くつく場合もあるので、事前に目的地までにかかる費用を調べておくようにしましょう。
マイカー移動の場合、自分の好きなペースで移動できたり立ち寄りたいところへ行けるというメリットがあります。
ただし、長時間運転をするので、車の運転に慣れている人や運転が好きじゃないと旅行をすることが苦痛になることもあるので注意しましょう。
宿泊先に求めるもので金額が違う!?宿泊費を節約する方法
旅行で次にお金がかかるのが宿泊費です。
旅行をする時期などにもよりますが、繁忙期などに旅行をすると通常の2~3倍の宿泊費を設定されていることもあります。
そのため、宿泊先は慎重に選ばないとかなりの出費に繋がってしまいます。
その1.ホテルを利用する際は最低限の条件で選ぶ
貧乏旅行でもホテルに泊まりたいという人が多いと思います。
ホテルを選ぶ時、どういうところを重要視して選んでいるかによって料金は変わってきます。
普通の旅行の場合、いろんな条件をつけてホテル選びをしてもいいですが、貧乏旅行をするときは最低限の条件で選ぶと宿泊費も抑えることができます。
最低限の条件には、次のようなものがあります。
- 食事は付けない(素泊まり)
- アメニティはタオルなどの必要最低限でOK
- ユニットバスでもOK
- 広さにこだわらない
その他にも、自分で別にこの条件はいらないなと思うものはどんどん省いて検索すると、ホテル料金もかなり安くすることができます。
貧乏旅行でホテルを利用する時は、条件を最低限にして選んでみましょう。
その2.格安で宿泊できる民泊やゲストハウスを利用する
ホテルよりも格安で宿泊できるのが、民泊やゲストハウスです。
民泊やゲストハウスの場合、自分ひとりで宿泊するのではなく他の人との相部屋になることもあります。
そのため、ホテルよりも宿泊費を安くすることができます。
基本的に、寝るだけのために泊まるので食事などは済ませておく必要があります。
料金も宿泊施設によっては、1泊2,000円程度で泊まれるところもあるので、ただ眠るためだけの宿泊先を探している場合は、民泊やゲストハウスを上手に利用すれば宿泊費の節約になります。
その3.女性専用も出ているカプセルホテルを利用する
ホテルで1番安いのはカプセルホテルです。カプセルホテルというと男性が利用するものというイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、最近は女性専用のカプセルホテルや、女性フロアを設けているカプセルホテルも増えてきています。
カプセルホテルは、寝る広さの部屋が並んでいるホテルです。布団1人分が敷けるくらいの広さなので荷物は預けなければいけない場合もあります。
カプセルの中にはテレビは配備されているものが多いので、全く何もないというものではありません。
入浴は大浴場もしくはシャワールームになっています。女性専用の場合は、共有のシャワールームを併設しているところが多いようです。
また、トイレや洗面台、パウダールームの共有となっています。
最近のカプセルホテルは共有スペースあるため、友達と宿泊する時も共有スペースで寝るまで話などをして、寝る時に各カプセルで就寝するという人も増えているんだとか。
カプセルホテルも安いですが、設備が整っている場合はホテルとあまり遜色ない料金の可能性もあるので、利用する前に料金を調べておくことが大事です。
その4.宿泊が可能なスーパー銭湯を利用する
最近は繁華街でもスーパー銭湯やスパなどがあるところも増えています。スーパー銭湯やスパによっては、そのまま宿泊ができる施設も増えています。
料金も安く、入浴や食事もできるため便利と利用する人も。
施設によって個々の宿泊スペースが用意されているところもあれば、リクライニングチェアのようなものが並んでいて、そこで寝ることができるようになっている簡易な施設もあります。
施設によって宿泊スタイルや料金が違うので、自分が利用したい施設がどういう宿泊スタイルなのかを調べておく必要があります。
スーパー銭湯やスパの場合、男性と女性で共有スペースが分かれていない場合もあるため、注意が必要です。
その5.人の気配が気にならない人はネットカフェもオススメ
ホテルなどを利用せず、もっと宿泊費を抑えたいという人はネットカフェもオススメです。
ネットカフェの場合、個室になりますが安全面上のため部屋の上部が開いているため人の気配が気になるという人はオススメできません。
料金はオールナイト料金でも2,000~3,000円程度なのでかなり安くなっています。
ネットカフェも食事を注文できたり、宿泊希望の人は広い部屋なども用意されているところが増えています。
また、シャワールームがあるので入浴も可能です。パウダールームやトイレは共有スペースとなります。
ネットカフェの場合、寝ながらネットやゲーム、漫画を読んだりできるのでしっかり睡眠をとるというよりはゴロゴロしながら適度に睡眠をとるといった感じになります。
抑えたくても我慢はしたくない!旅行先の食費を抑える方法
旅行に欠かせないのが食事です。最近は、美味しいものを食べるために旅行をするという人も増えています。
旅行で食費を抑えるために、食べたいものを我慢してコンビニ弁当やファストフードを食べているという人もいますが、これでは旅行を満喫しているとは言えません。
貧乏旅行も何か楽しみを見つけてしないと、楽しい旅行のはずが苦痛で楽しくない旅行になってしまいます。
特に食事はいつどこでも食べられるようなものを旅行先で食べていると、いつもと変わり映えしない感じで旅行が楽しくなくなってしまいます。
その1.地元の人に美味しいお店・お得なお店を聞く
旅行先で美味しいものを食べる時、グルメ本やグルメサイトを利用している人が多いのではないでしょうか。
もちろんグルメサイトやグルメ本をチェックしてお店を選ぶと失敗がほとんどありません。
しかし1つ難点なのが食事代です。雑誌などで紹介されている本や、テレビで芸能人などがオススメしてくれるお店は食事の料金が高いこともあります。
美味しいものを食べたいけれど、貧乏旅行をしている時は高いものが食べられない。そういう時は、地元の人に美味しいお店・お得なお店を聞くという方法があります。
街の人に声をかけて聞くのもいいですが、SNSで呼びかけてお店を聞いたり最近では駅にある観光案内などでも安くて美味しいお店を教えてくれます。
地元の人は本やサイトで紹介されていないお店なども知っているので、勇気をもって聞いてみましょう。
その2.その地域のB級グルメを堪能する
もっと食費を抑えたいという人は、その地域のB級グルメを堪能するという方法もあります。
B級グルメグランプリがあるように地域のB級グルメは人気で、それを食べるために訪れるという人もいます。
前もって自分が行く地域のB級グルメを調べておいて、食べ比べなどをすれば食費もかなり抑えることができますし、地元の味も堪能することができます。
貧乏旅行はお金を全く使わない旅行というわけではない
貧乏旅行というと、ヒッチハイクや野宿をしてお金を使わずする旅行と思われていますが今はそうではありません。
旅行にかかる費用を抑えて楽しむのが貧乏旅行です。旅行は料金をどんどんプラスすることは簡単ですが、無駄な旅行費を削るのは難しいです。
そのため、自分が譲れない部分だけを残してプランを立てることが大事です。
特に宿泊費や交通費はお金がかかるので、少しでも安くなるようにと考えながらプランを組み立てていくことが大事です。
貧乏旅行だからといろんなものを諦めるのではなく、削れる部分をどんどん削って旅費を安くするようにしましょう。
そうすることで、貧乏旅行での楽しく思い出に残る旅行をプラン立てすることは可能です。